他人は変えられない、変えられるのは自分だけ〜Part 1〜

2026年1月18日 | コーチング

私たちpharmacareのミッションのひとつに、
「心と体を整えるのは、特別な誰かではなく“自分自身”。そしてそれは、毎日のちょっとした“気づき”から始まる
という想いがあります。

このシリーズでは、その「気づき」を育てていくための心の土台づくりについて、2回に分けてお届けします。

Part 1では、心を整えるうえでとても役に立つ考え方、**「ABC理論」**をご紹介します。
読み終えたあと、少しでも心がふっと軽くなっていたら嬉しいです。

ABC理論ってなに?

ABC理論は、1950年代に心理学者アルバート・エリスが提唱した理論です。以下の3つの要素から成り立っています。

A:Activating Events(出来事・事実)

B:Belief(感じ方・捉え方)

C:Consequences(私たちの感情・行動)

何か出来事が起こったとき沸き起こる感情は、
起こった出来事が引き起こしているのではない。
出来事に対する受け止めかたが引き起こしているのだ。

臨床心理学者アルバート・エリスが1955年に提唱した「論理療法」の中心概念

この理論の大切なポイントは、とてもシンプルです。

「私たちの感情は、出来事そのものではなく、その出来事をどう受け止めたかによって生まれる」

という考え方です。

たとえば、同じ出来事が起きても、人によって感じ方がまったく違うことってありますよね。

・ある人は「まあ、仕方ない」と流せる
・別の人は「どうして私ばかり…」と深く落ち込む

出来事(A)は同じでも、その人が持っている捉え方(B)が違うため、結果として感情や行動(C)も変わってくるのです。

出来事そのものは変えられなくても、捉え方は、少しずつ見直すことができる。

それがABC理論の大きな希望でもあります。

「捉え方」はどこから生まれる?

考え方のクセ=枠組み(Frame)

B(Belief:感じ方・捉え方)には、私たち一人ひとりが持っている考え方のクセが大きく影響しています。

このクセを、ここでは**「枠組み(Frame)」**と呼びます。

枠組みとは、いわば心のフィルター
私たちが無意識のうちに世界を見るときの基準です。

こんな言葉に、枠組みがよく表れています。

・「〜あるべき」
・「〜ねばならない」
・「〜たるもの」
・「普通は〜だよね」
・「本当は〜でありたい」

これらは、育ってきた家庭環境、学校教育、文化、親や身近な人の価値観など、さまざまな影響を受けて自然に身についたものです。

あなたの中には、どんな枠組みがありそうでしょうか?

自分を苦しめる枠組みがあるとしたら

ここで大切なのは、**「すべての枠組みを手放す必要はない」**ということです。

枠組みは、これまでの人生であなたを支えてきた面もあります。
だから、無理に壊す必要はありません。

でももし、その枠組みが今のあなたを苦しめていると感じたら、一時的に“封印”してみるという選択肢もあります。

たとえば、「良い母親はこうあるべき」という枠組み。

これに苦しんでいる方、とても多いのではないでしょうか。
私自身も、まさにその一人でした。

「ちゃんとしなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
そう思い続けて、気づけば心も体もいっぱいいっぱい。

でも、その枠組みをいったん横に置いてみたとき、不思議と気持ちが楽になり、結果的に子どもたちにも、より優しく向き合えるようになりました。

枠組みは、時に人に向いてしまう

枠組みは自分の内側にあるものですが、知らず知らずのうちに、他人に向けてしまうこともあります。

「普通はこうするよね」
「それっておかしくない?」
そんなふうに感じて苦しくなること、ありませんか?

でも、他人を変えることはできません。
変えられるのは、自分の枠組みだけです。

もし誰かに対して「〜べき」を強く感じている自分に気づいたら、それは枠組みを見直すサインかもしれません。

相手を変えようとするより、自分の中のフィルターに気づくこと。
それが、心を整える大きな一歩になります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
この記事が、あなたの心を少しでも楽にし、整えるきっかけになれば嬉しいです。

次回のPart 2では、この枠組みとどう向き合っていくかを、さらに具体的にお伝えしていきます。
どうぞお楽しみに。

関連記事

結果がありません。

リクエストされたページは見つかりませんでした。記事を探すには、検索条件を絞るか、上記のナビゲーションを使ってください。